2013年3月21日木曜日

ギタリスト必読のコードエリアの意味??


普段ギターを弾いていると良く見かけるコードですが、楽譜の出版社の違いなどにより色々な表記があります。 しかし実はコード表記にも約束事があります。上の図の丸で囲まれた数字のエリアを良く覚えてくださいこれが理解できればテンションコードも怖くはありません。

① コードの基準の音(1度)を表します、ルート音が何なのかここを見ると判ります。

② そのコードの3度の音が♭しているかどうかを記載するエリアです。コードがマイナーかメジャーかがこのエリアで判ります。3度が♭の場合のみこのエリアに「m」もしくは「ー」を書き入れます、3度がそのままの場合は何も記載はしないのがルールです。

③ ここのエリアは5度の音が♭か♯するときに記入するエリアです。通常は(♭5)(♯5)のように括弧をつけて標記します、このエリアも②と同じようになにも記載がないときは5度の音はナチュラルということです。


④ コードの構成音が4声のときに4つ目の音が何かかを記載するエリアです。このエリアに「7」がくればセブンスコードになるわけです、一点複雑なことにコードネームの「7」はフラットした7度の意味。よってフラットしない7度は「maj7(メジャーセブンス)」と記載します。

⑤ ここは①~④のコードにさらに音を加えるときに書くエリアですよく言われるテンションコードですね。「9th(ナインス)」「13th(サーティーンス)」の音がよく入るエリアです。

以上がコードの見方になります。
では実際に上の図で示されているコードについて説明します。
これは
①Cをルートとするコードで
②は何も記載がないのでだから普通の3度の音つまりEの音
③のエリアにもなにも記載がないのでGの5度の音もナチュラルというのが判ります
④は4つめの音がmaj7つまりフラットしていないBの音
⑤にはルートから数えて9つめの音のDを加えるということが理解できます。
このテンションはDだと2度上の音と思うかもしれませんがテンションノートは原則としてオクターブ上の音で数えるというルールがありますので9度になります。

このルールが理解できるとテンションコードの構成音も意外と簡単に理解できますのでコードのエリアを覚えてください。


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