2013年3月24日日曜日

ミスタージャズギター「ウェス・モンゴメリー」


ウェス・モンゴメリーは1923年インディアナ州インディアナポリスに生まれました。
ジャズギター史を考えるとチャーリー・クリスチャンと双璧をなすジャズギターの革命的演奏者です。20世紀を代表するギタリストでありながらギターを弾き始めたのは18歳と遅くチャーリー・クリスチャンのプレイを見よう見真似でコピーし独学でプロの道までテクニックを磨いたそうです。やはり才能のあるプレイヤーは違いますね。ウェス・モンゴメリー独特のピックを使わないで親指で演奏スタイルもこのころから始めていたそうです、親指を使った理由は大きな音をだして周りに迷惑をかけないよう周りへの気遣いだったそうです。
ウェス・モンゴメリーは働きながら地元のバンドで活動したあと'48年から2年間ライオネル・ハンプトン楽団で演奏し始めてのレコーディングも体験している。
ウェス・モンゴメリーにチャンスが訪れたのはジャズアルト・サックス奏者キャノンボール・アダレイが彼の演奏を聴いてリバーサイドレコードに推薦したことからサクセスストーリーが始まります。30歳半ばで制作された「インクレディブル・ジャズ・ギター」が当時としては信じられないようなテクニックを披露しジャズギター界に大きな衝撃とウェス・モンゴメリーに名声とジャズギタリストとしての確固たる地位を与えました。

その後「ボス・ギター」「フルハウス」とジャズギター史に残る名盤を立て続けに発表。'65年には「ゴーイン・アウト・オブ・マイ・ヘッド」でグラミー賞を獲得。
そして'68年フュージョン的アプローチをしたアルバム「ロード・ソング」を録音した1ヶ月後惜しくも心臓の疾患で急死しました。
彼の演奏スタイルといえばオクターブ奏法にのみ目を奪われがちですが、オクターブ奏法の前後に演奏される曲のメロディを最大限に生かした甘くウォームなシングルノートトーンも素晴らしいものがある。



Wes Montgomery - Airegin

Wes Montgomery FullHouse

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