2013年3月31日日曜日

ギターアンプ・エフェクターシミュレーターアプリ「JamUp Pro XT」1

ギターのiOS用アンプ・エフェクターシミュレーターアプリといえばIK Multimedia社の「AmpliTube」が有名で使用している方も多いと思います筆者もその1人です。その「AmpliTube」の対抗馬Positive Grid社の「JamUp Pro XT」が期間限定で700円で販売していたので購入してみました。「JamUp Pro XT 」の公式ギター・インターフェースはJamUp Plugというインターフェイスらしいですいが筆者はiRigでの使用になります。


Positive Grid社の第1の魅力は、設立前より注力して来たアンプ・モデリングの技術にある。大学院での研究プロジェクトで真空管アンプのモデリングを始め、平行して西海岸トップのIT企業でソフトウェア開発の経験を重ねた後、会社設立に至る。このサウンドとテクノロジーの2つの要素を高レベルで統合したのが、使い勝手の良い操作画面と実機さながらのギター&ベース・サウンドを再現するアプリ、「JamUp」シリーズということです。ユーザーやプロのミュージシャン、エンジニアからも高い評価を得ているようです。


■初期の内蔵アンプは
Fender® Twin Reverb→Black Duo
Vox® AC 30→AC Boost
Fender® ’59 Bassman→Tweed Bass
Marshall® Plexi→Plexiglas
Marshall® JCM-800→Lead800
Mesa/Boogie® Dual Rectifier→Treadplate
■内蔵エフェクターは
Boss® NF-1 Noise Gate
Custom 4-band EQ
Ibanez® Tube Screamer
Arbiter Fuzz Face
BOSS® OD-2 Overdrive
MXR® Dyna-Comp
Boss® CE-1 Chorus
Custom Flanger
Mad Professor® Tremolo
MXR® Phase 100
Dunlop® Cry Baby
Boss® OC-2 Octave
Maestro® Echoplex EP-2 Tape Delay
Boss® DD-7 Digital Delay
Boss® RV-5 Digital Reverb
Fender® Spring Reverb Unit
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(アプリ内では上記の名前で表記はされていません 例Fender® Twin Reverb→Black Duo 著作権上の問題で実名表記出来ないのでしょうが一見するとどの機種のモデリングかわかりますので問題ありません)

6種類のエフェクターを同時に使用できアンプやエフェクターの位置は好みの順番に変更できます。
(エフェクターの種類はNG:ノイズフィルター FILT:イコライザー STOMP:歪み系、コンプ MOD:揺れ系 DLY:ディレイ、エコー RVB:リバーブ)
使用した感じはiRigでの使用ですがレイテンシーは感じられず動作も軽快でストレスフリーで使用できました。各アンプの特徴が巧くモデリングされていて特にMarshall® JCM-800とFender® Twin Reverbが筆者は気に入りました。筆者は楽器にフェンダーUSAのクラプトンモデルを使用したところTwin Reverbの枯れた感じがとてもいいです。でもこの辺は使用楽器や好みの音楽によって変わってくると思いますが各音楽ジャンルに対応できると思います。歪系が弱いといわれていましたが筆者はそうは感じませんでした。

JamUp Pro XTデモ 前半は音色の確認 後半は使用法


プリセット方法は

Presetをタップするとプリセット画面が表示されます。Factoryは最初から標準搭載のプリセットです。左右にスライドするとA~Cまで4プリセットごと切り替わります。 Bank1からBank3まではユーザーバンクです。最大64のプリセットが選択できます。
バンクへの保存は音色を設定後、任意のスロットを長押しするとプリセット保存画面が表示されます。好きな名前を入力して保存してください。

その他の機能ではiTunesの曲をインポートし合わせて演奏することができる「jum」
LOAD/Song: ブラウザが開きiTunesの曲をインポートします。
SPEED: 再生スピードを変更できます。
PITCH: ピッチを変更することが可能です。
VOLUME: 曲の音量を調整します。
A、B: ループ区間を設定します。再生時に始点(A)、終点(B)でそれぞれタップし、ループボタンをオンにしてください。

演奏内容を録音するできる「Sampler」

REC: 録音を開始します。
UNDO: 録音をやり直します。
PLAY: 再生します。
DUB: 再生を行いながら、演奏を重ねて録音します。
SETTINGS: 下記設定を行います。
・Manual Loop Length: ONにするとSamplerウィンドウのLengthで指定した区間でループします。
・Start Mode:
AUTO-音が入力されたタイミングでスタートします。
MANUAL-REC/DUBをタップしたタイミングでスタートします。
4BEAT-REC後4つのカウント後にスタートします。

その他にチューナーやメトロノームもついています。
問題点として同じタイプのエフェクターを同時に使用できません。(例えばコンプと歪系が一緒に使えないなど)それと内部課金によってエフェクターやアンプを増やせるのですがどれも微妙に高価。もう少し安価にしてもらえると購入しやすいですね。最後に「JamUp Pro XT」はAudioBusにも対応していますのでマスターエフェクターとしても利用できますので無料版などで試用してみてください。



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