2013年5月6日月曜日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013での好演が話題のフラメンコギタリスト マヌエル・カニサレス


ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013での好演が話題のフラメンコギタリスト マヌエル・カニサレス。

1966年スペインのカタルーニャ生まれ。兄からギターを習い10歳でサバデルの音楽院に入学。その後テクニック的にも音楽的にも成長を遂げ、’82年、16歳で国際ギターコンクールに優勝。フラメンコギタリストではスペイン最高位を意味する栄誉に輝きプロの道へ。ロックやポップス・映画音楽などにも進出して活動の幅をひろげ’88年にパコ・デ・ルシアのグループに参加。トップ・ギタリストのサポートをしながら自らの技巧と創造性にも磨きをかる。’90年5月にはパコとのトリオで初来日をしています。その前後スペインを代表する作曲家イサーク・アルベニスのピアノ独奏組曲「イベリア」をギター・ソロに編曲。パコ・デ・ルシアとの活動を認められる一方、映画のサウンドトラックなどレコーディングなどにも注力しマイケル・ブレッカー、ピーター・アースキンなどのジャズ畑の精鋭たちとも協演。'97年、初ソロ・アルバム「イマンとルナの夜(Noches De Iman Y Luna)」を発売。翌年にはパコの元を離れ本格的なソロ活動へ。’99年、アルベニスの編曲集セカンド・アルバム「Isaac Albeniz - Sonatas Para Piano」を発売。’00年にはサード・アルバム「Punto De Encuentro」を発売しパコ・デ・ルシアやエンリケ・モレンテらに加え、マイク・スターン、ドン・アライアス、マーク・レッドフォードらと共演し国際的なギタリストとしての名声を確実なものとする。以後、精力的な演奏活動を続けながらも教授活動にも尽力し'03年、カタルーニャ高等音楽院のフラメンコ科教授に就任する。'04年にはアテネオリンピックの聖火リレーの公式ソングのレコーディングをはじめ、'12年には最新作「GOYESCAS-Granados por CAÑIZARES」を発売するなど精力的に演奏活動やレコーディング行っている今1番脂が乗っているフラメンコギタリストのひとりです。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013でカニサレスは「アランフェス協奏曲」と、自身が作曲した曲をカニサレス・フラメンコ六重奏団で演奏したそうです。



イマンとルナの夜
1. 月が昇る (サパテアード) 2. 彗星の雨 (ルンバ) 3. ラ・パハラーカ (ブレリアス) 4. 2人の子供のように (コロンビアーナス) 5. レハーナ (バラーダ) 6. カデンシア (ソレア) 7. 自由の香り (タンギージョス) 8. 地平線からやってくる (タンゴス)


アルベニス:組曲「イベリア」
1. 組曲「イベリア」 エボカシオン 2. 組曲「イベリア」 エル・プエルト 3. 組曲「イベリア」 セビージャの聖体祭 4. 組曲「イベリア」 ロンデーニャ 5. 組曲「イベリア」 アルメリア 6. 組曲「イベリア」 トリアーナ 7. 組曲「イベリア」 エル・アルバイシン 8. 組曲「イベリア」 エル・ポロ 9. 組曲「イベリア」 ラバピエス 10. 組曲「イベリア」 マラガ 11. 組曲「イベリア」 ヘレス 12. 組曲「イベリア」 エリターニャ

Juan Manuel Cañizares - Cuerdas del Alma.

Juan Manuel Canizares
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