2013年5月22日水曜日

大人気のチップチューン・シーケンサー「PixiTracker」がAudioBusに対応!


皆さんチップチューンをご存知ですか?チップチューン(chiptune) とは音楽ジャンルの一種であり、80年代のパーソナルコンピュータや家庭用ゲーム機(主にファミコン、ゲームボーイ等)に搭載されていた音源のような制約の多い音源をあえて用いて制作される音楽、またはそうした音源の音色を意識して作られた一連の音楽のことです。いわゆるファミコンのゲームミュージックのようなピコピコした音楽のことです。そんなチップチューンを簡単に作ることができるアプリ「PixiTracker」が人気になっています。しかもAudioBusにも対応し作曲の自由度が格段に増しました。

PixiTrackerメイン画面

PixiTrackerはサンプル素材を音源に使用するサンプラー&シーケンサーアプリです。
制作した曲はWAVファイルでiTunesでのファイル共有やWi-Fiでバックアップを取ったり他のアプリで使用する為にオーディオコピーをする事が出来ます。 1つのトラックのステップ数は8、16、24、32、64、から選択可能で、トラック数は、1、2、4、6、8、10、12、から選択が可能。サンプラー部はマルチサンプリングやタイムストレッチなどの特別な機能が無いシンプルなもの、マイクやラインなどから外部の音声を入力してサンプリング(録音)する事の他、オーディオペーストで他のアプリでオーディオコピーした音声ファイルを読み込む事が出来る。サンプリング音は、Optimize(オプティマイズ)、Normalize(ノーマライズ)、Reverse(リバース)、Volume fade(ボリュームのフェード)が可能。

実際の曲の作り方はパターンを繋ぎ合わせてソングに仕上げて行くとてもシンプルな操作性です。キャラクターのアイコンをタップし好きな音源を選んで画面上部の鍵盤部で音の高さを選びシーケンス部に各ステップを入力していきます。入力時のオクターブやベロシティ変更をしたい場合は、鍵盤右の矢印をタップして各メニューで変更します。ベロシティに関しては、各トラックのステップ単位での変更可能。

作曲した曲を再生しながらアイコンがユニークに動く演奏モードもある。

PixiTrackerの基本動画


■総評
あえて制約の多い中で自分の作曲センスを最大限に発揮できるとてもユニークなシーケンサーアプリです。ちょっとした空き時間にゲーム感覚で1曲仕上げるなんてことが出来ます。AudioBusに対応したことにより「PixiTracker」で作ったモチーフを利用して完全な1曲を作ることが出来るようになりました。YouTubeには世界中からセンスの光る曲が沢山アップされていますので是非ご覧下さい。

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